歯はもともとわずかに黄みをおびた色をしています。肌の白さが人によって違うように、歯の色にも黄みや赤みがあり個人差があります。
茶渋やタバコのヤニ、歯垢など歯の表面に付いた汚れによる変色はそれらの付着物を取り除くことで本来の白さを取り戻すことができます。
しかし、歯の内側から変色した場合には、歯磨きやクリーニングで白くすることはできません。
プラスチックやセラミックといった人工的な材料で変色を覆い隠すのではなく、専用のお薬を使って歯の中の色素を分解させる方法なので、歯を削らずに自然な白さを得ることができます。アメリカでは大変ポピュラーな方法ですが、近年日本でもホワイトニングを行うための薬剤が厚生労働省で認可されたことにより、ホワイトニングを希望させる方が増えてきました。
歯科医院で行う方法です。歯の表面に特殊な薬剤を塗り、光を照射して薬剤を活性化させ、短時間で歯を白くします。急ぎの方におすすめです。
ご自宅で行う方法です。お口の中の型をとり、専用のマウスピースを作成します。マウスピースに薬剤を塗り毎日装着することで、2~3週間かけて歯を白くしていきます。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法です。単独方法よりもそれぞれの利点を最大限に引き出すので、時間の短縮と歯の白さの安定をもたらし、最良の効果を生み出します。
ここではよくあるご質問をご紹介します。
虫歯がある、歯周病の症状がある方は、ホワイトニング前に治療を行ってください。ホワイトニング材の成分に対しアレルギー反応がないか等、歯科医師へ事前に相談の上、ホワイトニングを開始するようにしましょう。
胎児、赤ちゃんへの安全性が確認されていません。授乳期を終えたあとで、ホワイトニングを行ってください。
16歳未満の方への安全性が確認されていないためホワイトニングをすることはできません。
詰め物や被せ物にはホワイトニング材は反応しません。神経のない歯は神経のある歯に比べて時間がかかりますが、ホワイトニング効果を得ることができます。